保育所には国が定めた基準を満たしている認可保育所と基準を満たしていない認可外保育施設があります。国が保育所へ定めているのは施設の広さや保育士などの職員数、防災管理、給食設備、衛生管理などで、これら全ての基準を満たせば認可保育所として認められます。これらの基準を満たしていない保育所を認可外保育施設と呼びます。
認可保育所の場合、料金は世帯収入に合わせて金額が算出されます。認可外保育施設の場合は保育施設側で料金を決めるため、多くの場合はどの世帯も一定の金額です。認可外保育施設は国の基準を満たしてはいませんが、全ての認可外保育施設が問題あるわけではありません。中には独自の教育方針を掲げて人気の保育所もありますし、土地が狭いだけで職員の数も施設も認可保育所に負けないだけ力を入れている保育所もあります。しかし認可外という事は国の監視が行き届きにくい場合もあり、認可外保育施設で防災や衛生管理の不備、職員不足などで事故が起こるケースもあります。
しかしこういった事故は一部の認可外保育所ですから、一概に全ての認可外保育施設を否定するべきではないでしょう。大切なのは自分の目で見て、安心して子供を預けられるか確かめる事です。